サッカーと映画観るのがすき

オーメンのサッカーと映画観るのがすきのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
3.5
「オーメン・ザ・ファースト」の予習。
どこのサブスクにもないのでアマプラでレンタル購入。この機の需要対応でオーメンシリーズまとめて安くなってますね。「オーメン・ザ・ファースト」観たら Ⅱ、Ⅲ も観よっかな。(リメイクの「オーメン666」はサブスクで配信中。人気ないんだねw)

超ヒット・有名作品だし、これまでにテレビ放送も何度かされてるおかげで、設定・ストーリーはだいたい知ってるけど、ちゃんと観るのは初めて。1976年製作ということで映像的には時代相応にチープですけど、禍々しいストーリー・雰囲気にはこのクラシカルなテイストが重厚感あってむしろハマってるかな。
新約聖書の黙示録からインスピレーションを受けてのオリジナル脚本。アイデアが秀逸だし、実体として”悪魔”を登場させていないのがよいよね。見えない、でも見られている恐怖感が絶妙。殺し方もそれぞれよく考えられていてジャンプスケアはあまりなく、ジワジワと来るぞ、来るぞ感を煽る感じがよいです。個人的には暴走三輪車がツボ w

詩のフレーズとか聖書からの引用かと思いきや、実はいろいろオリジナルらしいですね。キリスト教誕生の地とかいってる場所も俗説かフィクションだし。聞くところによると、そもそも欧米のクリスチャンでも黙示録をちゃんと読んだり・理解している人なんてそんなにいなかったとか。エクソシストとオーメン、この2作品が”エクソシスト”という仕事や”666"の意味を世界に広めたとかとか。実際この頃、聖書がすごく売れたらしい。
個人的にはうる覚えだけどミレニアムを見据えたこの時代は、今思えば荒唐無稽なオカルト終末論やでっちあげ超常現象のテレビ番組が人気だったなぁ。ノストラダムスの大予言とか懐かしい。エクソシストとこのオーメンがこういったブームの火付役になったのかもね。

それにしてもあの子役よく見つけたな。小生意気な憎たらしい表情が秀逸 w
それでは「オーメン・ザ・ファースト」いってみます。楽しみだー。