マイベスト級のお気に入りである「JOKER」が大いに影響うけていると言われる若きスコセッシとデニーロの作品。観ないわけにはいかないと思いつつ放ったらかしにしてたけどやっと観た。
なるほど！JOKERだわー、いろいろモロに重なってる。
クソ汚くて腐った街のカンジ。カラフルだけど濁ったネオンの色彩やスモッグだかハッパだかの煙、ゴミだかゲロだかの臭いでむせそうな空気感。
で、ストーカー的な妄想癖、はき違えた正義感、サイテーなのにサイコーなアンチヒーローが爆誕。このカンジなぜか個人的にツボなのでありますw
しかし年代的にそんなもんかもしれんし、リアリティ重視の演出ともいえるのかもしれんけど、最近の映像に馴れてしまっているとちょっと地味かなぁ。正直もうちょっとカタルシス・刺激が欲しかったかも。
いろいろ積み上げた上でのクライマックスだと思ったので、てっきりあのイベント会場でぶっ放すもんだとばかり思ったし、いろいろちょっと物足りないかった。
とはいえ、名監督、名優の初期作品に触れとくのも大事よね。
「キング・オブ・コメディ」も観なくては。
