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キッズ・イン・ラブのmizukiのレビュー・感想・評価

キッズ・イン・ラブ(2016年製作の映画)
4.2
ジャックの絶妙な芋感…絶対白シャツの方が似合うタイプのお肌の色とお顔立ちなのに、控えめな性格故に「控えめな色着ておくか」ってカーキー着ちゃうところが、ガチ(私もだけど、適当に服着たい時は無難にカーキー、ではなく無難に白を着ておいたほうが決まりやすい 何色着ようが自由だけどね〜得意な色と決まりづらい色を混ぜて着ることで生まれる調和もあると思う)。芋の演出うますぎる。
そのままの純粋な君でいてーって思いつつ、恋愛するならもっと似合う服がわかってて色気のある人がいい!ってなるのもわかるなあ。

一夜限りの相手に仲間内の恋愛下手な人を選ぶのは、なかなかリスキーだなあと思った。まあたぶん、性愛だけではなく、性別関係ない無性の愛も欲しかったんでしょうね。誰とでもしちゃえる時の動機は、愛の枯渇ってことは結構あるかなと思う。難しいことを考えるのはやめて、自分が「若い女」ってことをわかって、利用する。今しかできないことを。若いうちにしかできないことを。
楽しめるときに楽しむのって、後先考えてないってことなのかなあ。将来のこと考えた時、斜に構えて目の前のやれそうな人を逃す若者時代を回顧する方が嫌かなあ、と近頃は思う。もちろん、無防備な行為になってないかは、(将来のために)ちゃんと注意は払ってるよね、みんな。全部ノリで行動しちゃえる、KIDS IN LOVEを大事に。

『胸ギュン』という、何年も前にヴィレヴァンにあった絵本を唐突に思い出した(当時流行っていたフクザワさんというイラストレーターと、ハジメファンタジー)。僕と何で寝たの?ってわざわざ聞くジャック、ダルすぎるけど、好きだったんだもんな〜〜って思うと胸ギュン。

「お金の心配がないとしたら、将来何したい?」という質問の仕方が良すぎた。私も使っていきたい。私は、お金の心配をしなくていいなら、日々何に何時間かけるかのウェイトは少し変わると思う。

綿の雲がぷかぷか浮いている屋根裏部屋かわいかった。
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