正直、観た直後は「ナンダコレ?」という気持ちと、正体不明の寂しさが強く残りました。
きっと答えは1つじゃない…インセプションのように、答えはこちらに委ねられている。
こちら側に任せられている分、曖昧なシーンもありますが、軸はぶれないようになっているかと思います。
難しいっちゃ難しかったけど、私なりの答えはどんなものだろう?と、公式サイトの知恵も借りまして噛み砕いていったらしっくりきました。
人は一人でいられないけど、人と関わったら関わったで複雑な傷付き方をする。
この作品の主人公リーアム先生は小説家であるが故、また過去の傷により家庭に収まりきれないところがある。
けれど心と体はそうもいかず愛を求めるが…芸の肥やしに色恋は必要だと言うけど、アーティスト業の人たちってこんな孤独を抱えているの?と苦しくなります。
自分が抱えているものを作品に投影することで保ってるんでしょうか…
これが全てではないとは言え、アーティスト業の闇の部分というか、哀愁が詰まりすぎて落ち込む映画でした。
これほどに後から味が出てくると充実感があります。
でもリーアムパパの体がたるんでたのは見たかったような、見たくなかったような…笑