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サード・パーソンのniwarieのネタバレレビュー・内容・結末

サード・パーソン(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

water/white
Anna
telephone/trust/timeless
child/car
hotel/honest/he

Michael
Elaine

映画のタイトルwatch me(縦読み)のがよかったんじゃ、、と思った。
サード パーソンは息子(オリヴィアワイルドも子供としたら、劇中の子供たち)なんだろうけど、観客であり読者のことも指してるのではないかという見解。

終盤、ようやく小説家から紡ぎ出されてくる本の一文と上のワードがアナグラム的(単語を音にばらして入れ替える手法)に連動してる。劇中に出てくる白い色の小道具達=信念の白は時間を越える(本の一文が出てくるカットでの文章)のでどの街のホテルでも何色にも染まらない。最後に見えた彼女も白い服をまとってる。懺悔と後悔と息子と彼女たちへの許しをずっと描いていたのかと思うと、ちょっと気持ち悪くなるほどに色々と完璧すぎる気がした。
映画を作るというより、表現したい作品のために、映画をツールとして使ったという感じ。
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