ナツミ

アマデウスのナツミのネタバレレビュー・内容・結末

アマデウス(1984年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

天才に憧れつつ嫉妬して側にいて、神様なんであんなヤツがとかって散々苦しんで、だけど結局根本のところで音楽への愛で繋がってて憎みきれなくて......そんな、自分の平凡さに苦しみ続けたサリエリが、平凡な人間を赦す!平凡でも生きろよ!と肯定するラストには素晴らしい感動をおぼえる。何度も見返したい映画。
アマデウス笑い方がヤバかったり、最初はただの自惚れてる変人だったけど、父親との確執の中でそうなってしまった彼も彼でまた悲しみを抱えていたり、そしてそれが明らかになった後サリエリと音楽の楽しさを共有できたにもかかわらず、あんな素晴らしい音楽をポンポン生みだせる天才にもかかわらず、その他大勢と共に穴に投げ入れられ...雨の中見送る人も少なく...あの虚しい最期の後の、人間肯定だったから本当にラストがよかった。そして老人サリエリの演技が迫真。
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