このレビューはネタバレを含みます
後編
学校内裁判
小さな嘘から始まった波紋
そこから生じる余波
母親の嘘
父親の逮捕
収束をみせない問題の中
いよいよ始まる裁判
塚地武雅がいい
ざわつく体育館で声を張り上げ、思いを口にする父親の悲痛さがこれから始まる裁判が容易なものではないと暗に想像させる
大出のアリバイを証明する人物
無罪が証明されるに従い明らかに変わっていく法廷の空気
そんな中、明かされた4本の着信
新たな証人が示す意外な発言で事態は急展開を向かえる
一筋縄ではいかない真実への路
目の当たりにした元2年A組のメンバー
最後まで気が抜けず、様々な事実に驚きながら鑑賞できる
藤野涼子がつくづくいいね〜
そんな目で見つめないで〜
閉廷後、それぞれの気持ちの変化も素晴らしい
何よりもラスト
U2の『With or Without You』が緊張感から解き放たれた精神に浸透していく
完璧なシナリオのラスト、完璧な名曲
ボノが有終の美を飾ってくれた
閉鎖的な学校が舞台、13〜4歳と多感な時期だからこそ、伝説を成し得たのかな
こんな経験は何よりも財産になりそう
事実を無かった事にしてはいけない
簡単なことがいちばん難しいと思う作品。
やっぱり面白い
前編に比べ回収が多いので派手さには欠けるが、それでも面白い
裁判傍聴もこんな気分で観れるのだろうか?