Oto

ジョン・ウィックのOtoのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.8
3の予習のつもりだけど間に合わないかも。。
町山さんも言ってたけどキアヌの人生がなければこの演技もキャスティングもありえないし、それを無視して評論や演出をすることなんてできるはずない。「映画としての出来が全てで役者の私生活に興味はない」やら「物語の楽しみ方はキャラ派と作劇派に分かれる」やらカッコつけて言う人がいるけど、二項対立で捉えてる時点でナンセンス。

memo
・冒頭15分で2つの問題を抱える主人公、犬や妻で感情移入させる
・スタイリッシュな画面。俯瞰(上から)が多い
・敵役や車屋など周囲の関係性から人物を説明、ロシア語などリアクションでも説明
・なめてた相手が...という定番だけど、イコライザーとも違う。「敵が笑えるくらいの執着」はスタント監督の企画として満点
・警官との関係、片付け業者 親友殺し依頼、ホテルスタッフ、騒音
・古い黒電話、ヘッドライトの拡散、地下監禁(フィルター?)など、美術と照明が素晴らしい
・アクションの時間が極端に短い。スピーディに無駄なく進む
・中盤までめちゃ面白かったけど、クライマックス以降尻すぼみ。結構簡単に捕まるし結構簡単に情報を吐くからちょっと一辺倒
・マーカス、パーキンスとの関係の変化がクライマックス、また犬を飼うがおち。一見めでたしだけど続編があると知ってしまってるのが複雑。
・オマージュが分からないので千葉真一や香港映画を勉強したい。「ガンフー」って初めて聞いた
・everything's got a priceや奥さんの声の繰り返しなどかっこいい
・宇多丸さんの「殺しているように見えるCGと演技と脚本」「その社会のルール(コインや受付)を説明せずに想像力を刺激」はたしかに〜
Oto

Oto