シャトニーニ

ジョン・ウィックのシャトニーニのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.5
「ホームレスみたいなオッサンがめっちゃイイクルマ乗ってたからボコボコにしてやったww」と最低ユーチューバーみたいなノリでやられたのは、かつて暗殺者の間でも伝説と恐れられた男、幻の悪鬼ブギーマン ージョン・ウィック だった....


なめられたらぜったいころすマンこと最強の男、ジョンを演ずるのはハリウッドでの生き方がジョンウィックそのもののキアヌ・リーブス。ハードボイルド路線に舞い戻った黒スーツなキアヌが、カンフーと銃撃アクションをミックスした(世間ではそんな流行らなかった)"ガンフー"を武器に、暴れまくり冴えまくりな本作。ただ単にスタイリッシュ。ガンカタよりカッコいいぞ!
血流しまくり、迫りくる相手をばったばったとギャグのようになぎ倒しまくりな姿に見惚れてしまいます。エンピツ一本でも人をころせたって何モンだ。。。。
フィルムノワールのようでやけにノリのいい、ぶっちゃけアランドロンの「最後の標的」あたりをシンプルにしたみたいな脚本が、スカッと爽快。

それにしても別名ババヤーガ、東欧とかの童話の老婆の魔女だそうで、調べたらそのまんま鬼婆のイメージ。西洋のブギーマンにあたるそうですが日本語での語感がちょっとかっっこわるいきがして残念。。職業上の匿名性からジェンダーレスなのは仕方ないですが男の子ならもっと死神とかヘルズエンジェルとか呼んでやりなさいよ!(老婆心)

彼を狙ってくる殺し屋も曲者ばかりで中だるみのない展開とロックなBGMが見る者を飽きさせません。キャストにはイアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモ、ウィレム・デフォーやブリジット・モイナハンなんかも出てるので、あっこの人見た!的な楽しみにも満ちてる。濃ゆい顔ぶれ。

はやくねないとブギーマンが来るぞ

ねないこだれだ

アマプラで久しぶりに見てもまだまだ新鮮だった。まだまだ見れる