心に深い傷を負った10代の若者が集う保護施設“SHORT TERM12”｡
そこでの子供たちとスタッフの日常を描いたヒューマンドラマ｡
内容は比較的暗めなんだけど､映像と音楽がキラキラしてる｡
だからそこまで気持ちも沈まずに観れました｡
見た目は全く普通でも誰にも言えない辛い過去を背負った若者たちを見てるとすごい胸がいっぱいになった｡
その子供たちの演技が演技みたいじゃなくて､より辛い気持ちになる｡
撮り方も本当の日常を撮っているみたいでドキュメンタリーを観てる気分｡
みんなそれぞれ色んな過去を背負っている｡
子供たちだけじゃない｡ここで働くスタッフも同じ｡心の奥底に根を生やし一生無くなることのない暗闇｡
それを知っているからこそ子供たちと真正面から向き合える｡
過去を消すことはできないけど､現実を受け止めて前を見て進んでいく｡
彼らのその姿にとても感動した｡
ラストのシーンは何故だか鳥肌が立ちっぱなしでした｡
是非観てほしい作品｡
