FutosiSaito

パディントンのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.8
 エンディングのカリビアンな歌に込められたメッセージが、この作品のテーマを表している。
 みんな友だち。アメリカ人もインド人も、日本人も。異民族みんなみんな。
 そして、異種、異類さえもというグローバルさ。
 あきらかにクマでしょというパディントンを受け入れる家族は、移民にも「タックス・ペイヤー」として教育を保障するイギリス社会を彷彿とさせる。
 長所だけでなく、欠点も含めて好きだというメッセージには、はっとさせられる。「自国ファースト」とか「排除」など、国のトップが言う時代とは逆の寛容さ。
 その優しさがあふれている映画だ。
 色使いも、何よりも楽しさも。
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