Aoi

マダム・イン・ニューヨークのAoiのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかったけどいつも借りられてたのでやっと観れてめっちゃ嬉しい!ので思わず熱が入って長々としてます…

家事をするのが当たり前のこととして家族にないがしろにされ、おまけに英語ができないことをバカにされているインドのマダム、シャシが1人NYで英語を学び新しい自分へ変わっていく。設定はインドの主婦だけど、日本の専業主婦でも十分当てはめられそう。実生活で英語を話さなければならない機会が多いのはインド特有かもしれないけど。

英語に苦手意識を持つ日本人なら誰しも共感できる英語圏でのコンプレックス。あそこまで意地悪な店員さんはなかなかいないと思うけど笑 シャシも最初は敬遠してた英語を悔しさから自分で学ぼうと決意、英語教室の仲間と新しい言葉に出会い、NYでの生活が素晴らしいものへと変わっていく。
シャシに恋するローランとのやり取りは、お互いの言葉が完璧にわからなくとも、たとえ違う言語で話していたとしても、気持ちはは何となく伝わるっていうことを表しているのではないか。完璧な英語が最初から話せる人なんていない。大事なのは一歩踏み出す勇気と伝えようとする気持ちなのだろう。

新しい世界に触れ新しい自分を見つけ、嫌気がさしていた今までの生活とのギャップ。それでも彼女は家族を捨てはしなかった。彼女が素晴らしいのは自分の考え方を変えたことだ。自分を愛することで他人も愛せる。拙い英語だけれども一語一語絞り出すような最後の彼女のスピーチにはとても感動した。

伝統的な民族衣装やダンスも随所に出てくるインドらしさももちろん魅力。シャシはとても美しいけど、石原さとみ似の(勝手に思ってる)女子大生の姪ラーダがいなければ主人公のNY生活はうまくいってなかったし可愛くていい子なので一番好き笑
Aoi

Aoi