GaPTooth

ジャンヌ・ダルク裁判のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原題: Proces de Jeanne d'Arc

《初めに》
ジャンヌ・ダルクは1431年5月30日に死去。墓もなく肖像画もないが「ルアンの裁判記録」がある。
本作は弾劾裁判の真正なる記録に基づく。最終場面は25年後の復権裁判の証言に基づく。
冒頭のジャンヌはルアンの城に監禁されて数ヶ月になる。コンピエニュの前で敵兵に捕まり英国軍に売り渡された。
裁判は親英のパリ大学教授で構成。裁判長はコション司教である。

《イントロダクション》

《本編》
ジャンヌ・ダルク。19才。
法廷に引き出されて宣誓する場面から始まり、幾度にも渡る審問にも一貫して神に従うと証言、人としての弱さゆえ1度は証言を翻すも思い直して神に祈りつつ火刑に処されるまでが淡々と描かれていた。

どーもクリスチャンです(^.^)(-.-)ペコリ
「ルアンの裁判記録」に基づくとはいえ、初めから有罪ありきということ、助言者もいない不当な裁判であること、また神に遣わされたと自称する者 vs 宗教指導者という構図までもが『聖書』に記されている磔刑に至るまでのイエス・キリストの経験に寄せて描かれているのが残念。
イエス・キリストが死に至るまで神のご意志に忠実忠誠忠節に従ったのは全世界の人々と神との和解のための仲介者としての役割を担っていたから。簡単に言えば世界を救うため。
ジャンヌは単にフランスを英国から救うため。
似て非なるものだし、不敬極まりない。なんだかなぁ...と。
☆は付けられない。
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