ロベール・ブレッソンが描くジャンヌダルクの裁判記録を基にした映画
本当の基にしたのはカール・テオドア・ドライヤーの『裁かるる、ジャンヌ』だが、ブレッソンはドライヤー版を否定。あまりにも感情に問…
頬を伝うジャンヌの涙が辛い。一度は改悛してしまうが、再び信心するジャンヌ。火刑場へ向かう足のトラッキング。引っ掛けられる足。楽しそうな観衆の声。煙の中に掲げられる十字架。鎖と燃え残った磔台。響く鐘の…
>>続きを読む冒頭から続く足下のショット。やがてカメラはジャンヌの足下を追うようになる。ついにはジャンヌを火炙りにする処刑台の足下をも写す。ジャンヌの足下に転がり込む石や彼女を転ばそうと伸ばされた群衆の足。この時…
>>続きを読むジャンヌ・ダルクの映画といえば、ドライヤーの『裁かるるジャンヌ』が有名だと思うし自分も先にそっちを観たけど、こちらは裁判の問答が、ブレッソン特有の淡々とした調子で終盤まで続く。しかし処刑を前にしたジ…
>>続きを読む前作よりも、さらに禁欲的な作品となっている。ナレーションが皆無で、音楽もほぼ削ぎ落とされていたからだ。『抵抗-死刑囚の手記より-』で確立されたカメラワークがさらに洗練されているように見受けられた。
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ドライヤーの『ジャンヌ・ダルク』はほとんど忘れてしまったけど、あちらが有罪と火刑をクライマックスとするドラマチックな「裁判」の映画だとしたら、同じ題材でもこちらは虚しい「官僚制」の映画だと感じた。
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イングランドによる異端尋問の一部始終を64分に凝縮したロベール・ブレッソン監督の野心作。
実際の弾劾裁判記録に基づき、
ヒロインに華美な演技を許さず、
啓示を受けた信仰心の強い神の化身ジャンヌと1…
裁判のはじまりから処刑まで。この構成はどうしてもドライヤーと比べてしまう。どちらも素晴らしい。でも決定的な違いがある。この映画にはアントナン・アルトーがいない。これに尽きる・・・。どうしても物足りな…
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今にしてみれば、ジャンヌを裁きあぐねている聖職者たちはそれなりに矜持があるように見えてしまう。(現代の政治家はもっと悪どいことしてそうだから…) 穴から覗き見ながら苦心してる聖職者、なんかかわいい…