今にしてみれば、ジャンヌを裁きあぐねている聖職者たちはそれなりに矜持があるように見えてしまう。(現代の政治家はもっと悪どいことしてそうだから…) 穴から覗き見ながら苦心してる聖職者、なんかかわいい…
エンタメ性を退け、まるで本物の裁判記録のように淡々と綴ったジャンヌ裁判の記録。ロベール·ブレッソン監督作。信仰告白は無宗教者にとっては狂気と変わらない。そして私見では、キリスト教の教義という枠にあく…
>>続きを読む「Gは神々しいまでに男そのものであり、Fは神々しいまでに女そのものであり(つまりモデルなのだ)、そこには何のトリックもない。トリックとは彼らの内に隠されてあるもの、表には出て来ない(露呈しない)もの…
>>続きを読む<Death to the witch>という英語の音源が何回も反復される
裁かるゝジャンヌよりと比較してしまう
無表情で反抗的な描写が多いせいで、涙を流す瞬間を緩急がついて、ソンタグとは反対にめち…
すでにジャンヌ・ダルクの映画があるのになぜ監督も撮ることにしたのかという問いにブレッソンは「彼女をリアルで親密なものにしたかった」と答えている。なるほど本作はフランス救国の戦闘シーンは一切なく、英国…
>>続きを読む監督いわくジャンヌへの敬意から厳密な映画にしようと慎重に彼女の現実化を図ったらしい、確かに全然感情的じゃないしそのおかげかむしろ神々しさがあった
良く言えば禁欲的、悪く言えば面白味がない?それならド…
【ロベール・ブレッソン】
2010年発、英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」62位
【ロベール・ブレッソン】
英国映画協会「The 100 Greatest Films…