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ドラフト・デイのmaverickのレビュー・感想・評価

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)
4.1
2014年のアメリカ映画。主演はケビン・コスナー。監督は『ゴーストバスターズ』のアイヴァン・ライトマン。


NFLドラフトを題材にした魅力的な人間ドラマ。ケビン・コスナー演じるゼネラルマネージャーがチームの命運を賭けて立ち回る。それ自体がショービジネスと化したNFLドラフトだが、そこに人生の全てを注ぐ者がいる。作品の根幹にあるのは夢や情熱。感動で胸がいっぱいになる。

NFL自体の魅力も存分に伝わる。歴史があり、人々を熱狂の渦に包み込むスポーツであるのが理解出来る。本作でNFLに興味を持つ人もたくさんいるだろう。

ケビン・コスナーの渋さがたまらない。熟練した男の色気に満ちている。共演はジェニファー・ガーナー、エレン・バースティン、サム・エリオット、フランク・ランジェラ。2020年に他界したチャドウィック・ボーズマンも出演している。重厚なキャスティングだ。


NFLドラフトで起こる予想外の展開を上手く物語に取り入れている。結果次第で人生が大きく左右されるのは、選手だけでなくて球団関係者も同じ。ビジネスの世界だけに、大人の汚いやり取りもある。でもそれ以上に情熱が多くを占めるのだと伝える話。確かにそうでなければ人々の心を掴めない。スポーツマンたるもの、人間性も大事だと思わせる話でもある。良い作品であった。
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