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LUCY/ルーシーのエディのレビュー・感想・評価

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)
1.1
名作「レオン」やフィフスエレメント、トランスポーターの監督と同じ人物とは思えないくらいの超駄作。
このアイデアを適切に画像化する能力がなかったのかと思う位に、説教じみたくだらない編集を入れているので流れがぶつ切りになっているし、恐らく韓国企業から金を貰っているのだろう、テーマとはかけ離れた韓国宣伝臭も非常に不快。
脳の持つ潜在パワーを説明しようとしているのだろうが、脳の解説をするだけでなく、生命誕生や動物の捕食シーン、動物達の交尾シーン、原始人が火を起こすシーンなど、この映画のストーリーとほとんど関係がない画像やシーンまでふんだんに盛り込んでいるので、まるでNHKの子供向け科学番組を見ているかのような錯覚に陥る。特に原始人のふざけたシーンは観る人を舐めていると思う。
しかし、通常の映画より短い作品時間なので、肝心のSF的なストーリーがおざなりで端折られている。例えば、主人公が運び屋にされた後、気付くといつの間にか敵方マフィアに襲われて腹を蹴られていた。。。くだらないシーンは長々と見せているのに、肝心のストーリーが全く繋がっていないのだ。
流れが悪いだけでなく、編集の不自然さも非常に気になる。町の人や医療関係者は簡単に殺すのに、覚醒した能力で簡単に殺せるにも関わらず不快でうざい韓国マフィアご一行は全く手をつけずにラストシーンまで温存している。なんでこんな演出してるの?と思ったら、最後の方のシーンで出てきたビデオカメラにデカデカと韓国メーカーのロゴが出ている。。。
流れは悪いしまるで韓国マフィアの活躍を描いたアクション映画のように主役を食っている韓国マフィアも目障りだし、いちいち「30%」とか「80%」なんて文字を挟むのは日本の民放のバラエティ番組のような低クオリティだ。、
ラストも「は?」だし、まったくもってなんでこんなどうしょうもない映画を作ったのかさっぱり判らない。
クレジットをチェックしなかったら、NHK教育テレビのプロデューサーが遊び半分に作った映画だと思ってしまうだろう。スカーレット・ヨハンソンやモーガン・フリーマンが気の毒でしょうがない。監督リュックベッソンは手抜き映画も多いが、今作も自分の脳の1%も使わないで作ったのだろう。近年稀に見る駄作だ。
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