監督 :
安里麻里
脚本 :
安里麻里
原案 :
零 (ゲーム)
原作 :
大塚英志
「零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い」
出演者 :
中条あやみ
森川葵
小島藤子
美山加恋
山谷花純
萩原みのり
⚠シリーズ8作で累計130万本のセールスを記録したコーエーテクモゲームスの人気ホラーゲーム「零」の実写映画化ではない…
当時、ゲーム「零」のプレイヤーだった私が邦題だけを見て手を出してしまった失敗作品…確かゲームの実写化を売りにしてたような記憶があるのだが定かではない…これを見て激昂だった事は鮮明に覚えている…
⚠大塚英志による「零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い」のノベライズを実写映画化が正解である。
今作を見て数年経ってからこの事実を知る事となる…
また今作に出てくる「黒鷺死体宅配便」も、原作・原案 : 大塚英志、作画 : 山崎峰水、既刊28巻で漫画になっている…
コーエーテクモゲームス
「零~zero~」ゲーム
↓
大塚英志原作
「零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い」ノベライズ
※ゲームの構成は完全になくインスピレーションだけを元に制作
↓
配給
KADOKAWA
「劇場版 零~ゼロ~」映画
※ノベライズを骨組みに設定は新たに映画用に構築され制作
今作の物語の内容は、
閉塞感漂う山間の町にあるキリシタンの女学園が舞台…
アヤ(中条あやみ)は突然寄宿舎に籠もって数日経つ…
そしてある奇怪な出来事が頻繁に起こる…
午前0時になる千分の一秒前にアヤの写真にキスを女学園の生徒…
写真にキスをした少女は次々と失踪…
学園内で失踪した原因は“呪いにかかった”と噂が広まり…
その矛先はアヤ(中条あやみ)に…
アヤ(中条あやみ)とミチ(森川葵)は失踪事件の謎と呪いの真相に迫るのだった…
レビューを書くため“ゲームが元でない点”と“ノベライズが元になった点"を踏まえて再鑑賞した感想は、
意図としていない顔のアップが多い事で、女学園の今どこの場所で、どの部屋にいて、学園の全体構造の位置の把握がしにくい…
49分過ぎてやっと物語(失踪事件の謎と呪いの真相に迫る)が進み…途端に意図としていない顔のアップが少なくなり引きの画が多くなる…
マジか…
斬新というか…
本来なら全体的の構図(学園の内部構造、キャラの性質、など)…約1〜5分
女の子の失踪事件が発生…約5〜10分
ここで物語が進む…10分〜
ではないのか?
ありきたりで面白みもないか…
49分まで物語に進展がない為かなりの間延び感…それでなくても物静かな世界観なのでテンポが遅く間が持たない…全体的に105分あるのだがもう少し“ギュッ”と20分ぐらい短縮出来なかったものか…
キリシタンの女学園ものでしかもGLもの…病んでいく女生徒たち…
中条あやみ(アヤ)
森川葵(ミチ)
小島藤子(リサ)
美山加恋(イツキ)
山谷花純(カスミ)
萩原みのり(ワカ)
セピア色を多用して加工された映像(学園の建物、内装、女生徒、水死体)は美しい…それは学園内がファンタジーの中の世界とも思える作りになっている…
が…
何故途中で現実世界の描写(女生徒5人が川で溺死ニュース、近所の子供、事件現場を調べる警察など)を入れる?
何故急にちゃぶ台をひっくり返す…
世界観を壊す…
①20分ぐらい短縮
②ファンタジーの中の世界統一
この2点が有ればこんなにも酷評はされていなかったのではないだろうか…作品的には悪く無いできなのだが勿体無い話しだ…
①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確