ぶちょおファンク

マジック・イン・ムーンライトのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2.5 終盤★3

「恋は魔法さ」

1800年代後半から1900年代前半にかけて実在した
“脱出王”の異名を持つマジシャン、
ハリー・フーディーニは“サイキック・ハンター”としても有名で、
彼は自称“霊媒師”や“超能力者”のトリック、インチキを暴くことにも熱心だった。
それは何も“科学(手品)で説明できない不思議などない”ことを
マジシャンとして証明したかったからではなく、
“本物を見つけたい”から偽物を排除するため、
とても純粋な動機(真意は亡き母ともう一度話したい)で
そういうパフォーマンスもしてたんですが、
(彼は“手品でもできる”のを証明しただけで、いわゆる“超常現象”が絶対にまやかしだというものでもない)
本作の主人公はフーディーニがモデルでしょうね。

皮肉屋で厭世的な主人公と
自分の性格が若干ダブりましたが(汗)、
タイトルにある“Moonlight 月明かり”、
月が印象的に出てくるのって
天文台で三日月がチラッとくらいしかなく大半は明るい昼間で、
月好きの自分としてはもう少しお月様を出して
ロマンちっくなシーン、演出を望んでいたので物足らないんですが、
まあそこも皮肉屋なウディ・アレンらしい演出かな?(笑


2018年108本目