順慶

人生スイッチの順慶のレビュー・感想・評価

人生スイッチ(2014年製作の映画)
3.8
人がキレたら何をするか、どうなるかを描いた6本のオムニバス。
10分程度の最初の1本めから好みのストーリーだった。
阿刀田高や筒井康隆のいい短篇集の読後感ような感覚。

必ず「えッ!」という予想できなかったラストが待っている。それは容赦のない最悪の展開。
少し笑えるものもあったが(個人的には3本目の「パンク」がそうだった)、基本的に後味がよくない(ほめてます)。そして、そのまま次のストーリーが始まり、また容赦のない展開が続く。

どこかで間違って、引き戻せない人生の選択。人間のすることの恐ろしさが、うまくエンタメとして表現されていた。
順慶

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