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バードピープルのRiNのレビュー・感想・評価

バードピープル(2014年製作の映画)
3.8
まとめると、日々に疲れた人々がある瞬間ファンタジーに埋没する、といった感じなんですが、なんかきれいにまとまっちゃった、違うんです、ちょっと聞いてください。このまとめだとさ、「疲れた」ターンはさらっとかすめる程度で、ファンタジーがっつりだと思うじゃないですか。ソッチがメインテーマよねって思ったでしょ?いや私も思ってましたよ。それがさ、やー待てど暮らせどこないね!サンタクロースが!いや違ったファンタジーが!
冒頭からもうひたすら疲れてるわけですよ。「あーこの時間メッチャ無駄だなー」って思いながら仕事してるわけ。人々が。
おっかしいなあ、わたし結構かんわいいフライヤー見かけて、予告編も軽やかだぞって思って観に来てるよ?ってちょっと心に刺さりつつも、単調な描写(って言っても地味に長回したようでびっくりしました、が、長い)に船漕ぎ出したくらいのタイミングでね、ぐわーっと!テイストが変わるんですよ、いきなりファンタジー。衝撃。ナイトフライトシーンは不思議にロマンチック。すずめは可愛い。しかも(わたしには)その脈絡でいいのか?っていうつながり方に見えるわけです。大混乱。

でもね、結果わたし、振り回されるの好きだなって。サンタさんは寝てる間に来てほしいタイプだなって。回りくどいけどこの映画結構好みだなって。以上です。
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