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狼が羊に恋をするときのkeinoshinのレビュー・感想・評価

狼が羊に恋をするとき(2012年製作の映画)
3.0
台北の南陽街(台北の親不孝通り)にある予備校を舞台に、「予備校に行く」という付箋を残して同棲してた部屋を後にした彼女を探しながらコピー屋で働く阿東と、予備校で働きながらテスト用紙に羊のイラストを描く小羊のラブ?ストーリー。

序盤はコマ撮りのシーンが多くて、「撮るのめっちゃ大変そう…」って本筋と全然関係ないところが気になって(元カノがいなくなった部屋で過ごす阿東の髪が少しずつ伸びていく手の込みよう!!)うまく世界観に入りきれなかったけど、ストーリーが動き出してからは特にそれも気にならなくなった。
テスト用紙に落書きってアリなの?とか紙飛行機で留学する(=別れよう、の意味)って伝えるってどんな男?とかツッコミポイントもあったけど、途中からあくまでファンタジーとして楽しむこととした。

2017年に南陽街から歩いてすぐのホテルに泊まってたけど、その頃はもう予備校に通う学生の姿を見かけなかったので、この映画みたいに南陽街の最盛期を見てみたかった。令和の現代において、コピー屋っていう商売は今も存続してるのかなぁ。

阿東の元カノ役がニッキー・シエで、小羊の元カレ役がチャン・シューハオだったので『One Day いつか』じゃん!!って一人で嬉しくなってたら、どうやら監督も同じらしくてびっくり。

余談。
冒頭の阿東との元カノとのシーンで、「元カノ役ってニッキー・シエ?パティ・リー?うーん、、、これはパティ・リー!!」って思ったらクレジットでニッキー・シエということが判明。この2人、顔似すぎじゃない??
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