松原慶太

テロ、ライブの松原慶太のレビュー・感想・評価

テロ、ライブ(2013年製作の映画)
3.9
落ち目のニュースキャスター(ユン・ヨンファ)が仕切るラジオ番組に、視聴者からの電話がかかってくる。男は漢江にかかる橋に爆弾を仕掛けたという。ラジオ局員はいたずら電話だと無視しようとするが、そのとき地鳴りとともに第一の爆発が起こる。

ヨンファは通報しようとするプロデューサーを制止し、テロリストとの電話インタビューを独占生中継しはじめる...。

電話の向こうの謎のテロリスト。テロすら特ダネに利用しようとする放送局。テロ対策部の警察官(このおばちゃんがカッコいい)。そして政府関係者。それぞれの思惑がぶつかりあい、事態は思わぬ方向に...。

いやはや、ひさびさに面白い韓国サスペンスを見ました。爆弾テロと、メディアの生中継。既存のよくある素材同士でも、組み合わせでこんなに新鮮になるのかと。スケールは大きいですが、場面はほとんどラジオブースのなかで展開します。この物理的・時間的な制約感がいい。

こういう新しいアイデアが次々に出てくるっていうのが、いまの韓国映画の勢いを象徴していますね。