友達か、恋愛か、どんなに愛し合っても根本的に同じでなければすれ違うもの。彼女は彼がゲイだと知ってても、一緒に過ごしていくほどいつか愛してくれるのではないのかと期待を抱いてしまう。互いに必要とし、ストレートだったら言うことなしの関係性。彼女は"彼に愛してほしい"と誰かに縋りたい思いだったに違いない。誰も悪くないのにとことん傷ついていく2人の姿が切ない。映画としては伝えたいことが明確で無駄なものがなく、彼女と彼の関係性だけを映していて良かった。会話が多い作品好きだなって改めて思った。
報われない恋を描いたフィリピン映画