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アイアムアヒーローのslowのレビュー・感想・評価

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)
4.2
「…さっき、"おいしくなさそう"って
言ったじゃない!!」

大泉洋サン最高傑作!☆

原作未読ですが役に見事にハマってました!♪
ボソッと言う一言が全部笑いを誘発し、
劇場内でも笑いに包まれてましたw
英雄(ヒデオ)はテンション低い役でしたが、
大泉洋さんらしいコミカルな演技は
シリアスになりがちな終末世界では
終始生きるパワーがみなぎってました☆

かといって、それがコメディだけに
留まる事はなくて、今回のゾンビである
ZQN(ゾキュン)は並々ならぬ恐ろしさを
見せ、緊張感はハンパなかったです!!Σ(ノд<)
観る前は単純なメイクだけかと
思っていたんですが
特殊メイクはかなり頑張ってました!
血管が浮き出たり、
両目が真逆に向いたり、
まさに"化け物ゾンビ"って感じでした♪
エクソシストZQNはマジで怖すぎ!Σ(´□`;)

邦画だと,いつも可笑しくなりがちな
ゾンビ芝居も、人格が狂うZQNの特性と
マッチして、笑えるゾンビ芝居さえも
一周回って狂気に感じて、
むちゃくちゃ怖かったです!Σ(ノд<)

BGMの音楽もハンス・ジマーのような
「ドーン!」というドデカイ音楽が
作品のスケールを大きくしてくれていて、
映す場所もちゃんとロケ撮影なので,
邦画のよくやりがちなセットでの撮影は
ほとんど無かったのはかなり良かったです♪

スプラッターやグロ描写も
かなり頑張ってました!
さすがに身体のパーツを取るシーンは
なるべく映さないようにはしてましたが、
人体破壊や、グロ死体など、
過激な映像で画面を賑わしてるので、
ゾンビマニアにも納得できる
グロさはあったと思います。

というか、
これ絶対放送できないヤツですね!w
『ガンツ』や『寄生獣』の並みでは無いです!
終盤はモザイクつけないと
見せられないんじゃないかと思います!(。>д<)

ZQN以外にも、
キャストも素晴らしかったです!☆
有村さん演じるヒロミちゃんも
後半では口数は減りますが、
ペットのような愛くるしさがあって
たまりません!(σ≧▽≦)(笑)
長澤まさみさんはあまり好きじゃないので…f(^^;
出番も抑えられてたのは
私的には良かったですw
一番冴え渡った演技を見せたのは、
やはり吉沢悠さん演じる「伊浦クン」ですかね!w
映画『ガンツ』の本郷奏多さん演じた
西くんも良かったですけど、
それに次ぐ狂気オーラが滲み出てました!
役者さんってすごいなぁ…

キャストも、ZQNも、スケールも
しっかり保たれたこの作品は
ゾンビマニアも、それに慣れてない方にも
とても見やすい作りになってます♪

あの話の転び方は
逆マトリョーシカ的な感じでしたね。
普通の日常から気づくと、
ゾンビ世界に様変わり…!!Σ(゜Д゜)

これは劇場で観て損はありませんでした!(≧∇≦)ゞ
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