ベイビー

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのベイビーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに、心が温まる映画を見ました。

カールはシェフとしては一流なのですが、夫として、父親としては一流とは言えません。妻との離婚後、隔週で息子のパーシーと会っているのですが、会うからには思い出に残させたいと、色んなことを経験させようとします。ニューオリンズに本物のベニエを食べに行くこともその一つです。

オーナーとの衝突後、カールは職を失い未来を失いかけた時、結局自分を助けてくれたのは、自慢の料理の腕ではなく、別れた家族や職場の友人たちでした。カールの料理の才能を知る元妻のイネズの提案(作略?)で、家族でマイアミに行き、そこでカールはキューバサンドイッチに出会い、フードトラックをする決意をし、旧友のマーティンと息子のパーシーとの三人で、マイアミからニューオリンズ、そしてカリフォルニアへと、キューバサンドイッチを売る旅を続けます。

この旅で、カールの店を成功に導いてくれたのは、頭の良いパーシーと、前の職場で自分をドン底に追いやったツイッターを含むSNSです。しかし、パーシーとSNSが与えてくれたのはそれだけではありませんでした。人と人、親と子供を繋ぎ止めるのは、スペシャルな出来事を演出することではありません。一秒の動画を繋げていくように、毎日毎日、一秒の笑顔を切り取って、大切に繋げていくことが、絆を強く結びつけるのです。それをカールは息子のパーシーに教えられました。
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