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真昼の切り裂き魔
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『真昼の切り裂き魔』に投稿された感想・評価

切り裂き魔のスクープを追いかけているカメラマン(下元史朗)と女性編集者(織本かおる)が、決定的瞬間の写真撮影に成功した青年(中根徹)と接触する。「巻き込まれ型」のサイコ・スリラーを踏襲している、新東宝配給のピンク映画。国映製作。

短い尺に制限されているため、強引なシナリオ展開や唐突な説明台詞が挟み込まれるが、ミスリード狙いの作劇は極めて良好。胸のうちに秘めている孤独感と、そこに付随する凶暴性を題材に取るという、脚本家・夢野史郎の作家性が迸っている。

ポルノ要素では、カメラを左右にパンさせるセックス・シーンと、車の往来が激しい場所での車内レイプが刺激的。ヒッチコック「サイコ」のパロディでは、シャワーカーテン越しに裸体を収めることにより、ぼかしの効果を与えている。

「ピンク映画」はジャンル名ではなく、多ジャンルを擁しているブランド名であることをあらためて痛感させられる。同脚本家による1987年度「ロリータ バイブ責め」(佐藤寿保監督・日活ロマンポルノ)と併せて、姉妹作とすることが可能。
4.0
夢野史郎による狂った殺人者の世界を滝田洋二郎監督がサイコサスペンスへと昇華させた名作。話は低予算ポルノゆえやや強引だけれど肝心の犯人を特定させること無く最後まで引っ張っていく語り口が巧みだし何より全ショット決まっていて飽きることがなかった。

互いの孤独を埋め合い慰めているラストのエロシーンが現代人の欠落した心を見事に表現している、そこからの歪んだ殺意が無限に分裂していくかのようなラストショットが怖い。

それにしてもこの頃喜劇的な『痴漢電車』シリーズで活躍していた滝田監督が『連続暴姦』といい本作といいシリアスなサスペンスものでも実力を発揮しているところに、後年一般映画で大活躍する実力の片鱗を感じさせる。
面白すぎるし歪みまくってる。『裏窓』『サイコ』からの引用に止まらない強烈な映画。シャワーやベルトで自慰行為をする主人公が歪みまくった変な奴だな〜と思ってたらちゃんと伏線になっててアツい。卵の黄身にナイフを入れるショットとかカメラから覗き込んだショットの数々とか才能ありすぎでしょ。サングラスに帽子と素性を隠して暮らすマイノリティ。これだけでも最高。最後のセックスは泣ける。

『真昼の切り裂き魔』に似ている作品

レイプハンター 通り魔

上映日:

1986年06月14日

製作国:

上映時間:

69分
3.8

あらすじ

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