このレビューはネタバレを含みます
・映画の役柄と現実のキャストを重ね合わせる采配
・長回し風に撮る演出(これは映画の舞台であり、テーマのひとつである「劇場」も表現していると思った)
・過去の栄光に捕らわれ、想像の世界でひとり遊びの主人公と、空想の世界でイキイキリアリティを追及する代役との対比
こだわりの演出で観客を映画世界に没入させ、自分の内的世界に堕ちる主人公を見せられ、観客は更に没入していく。
エゴにまみれたデカイだけのスカスカな愛より、ひとりの人生に一個あるかないかの詰まった愛の方がいいよね。欲し。