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荒野の千鳥足のunknownのレビュー・感想・評価

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)
2.8
どこまでも続く砂漠の大地、青い空、白い雲、そしてじりじりと照りつける太陽。どことなく「バグダッド・カフェ」や「パリ、テキサス」を彷彿とさせる真夏の風景だが、暦の上ではクリスマスシーズンなのが、さすがは南半球オーストラリア🇦🇺

都会からド田舎の村に飛ばされた小学校教師ジョン。クリスマス休暇にシドニーにいる恋人に会いに行こうとするも、旅の途中で「ヤバ」と言う街に立ち寄ったのが運の尽き。巨大パブでビールを飲みまくりギャンブル(コイントス)で一文無しになった後、ヤバの男たちの世話になるがそこでもビールを飲みまくり、ヤリ◯◯女性と青姦直前にゲ◯吐いたり、カンガルー狩りをしたりしながら一週間を過ごし、やっぱシドニーに行くかってなってヒッチハイクしたら何故かまたヤバに戻ってきてしまった(地獄や…)挙句、銃で自殺未遂の果て、ど田舎の村に戻るという、意味わからん系ロードムービー。

後半のカンガルー狩りシーンが、観る者の殆ど全てを閉口させる醜悪さに満ちている。酔っ払いどもがゲラゲラ笑いながら逃げ惑うカンガルー達に容赦なく弾丸を撃ち込みまくり、死にゆくさまを娯楽として楽しむ。それでも死んでないカンガルーは、ナイフで喉を切り裂く。子どものカンガルーにも同じことをする。死体には「こいつはザコだ」と吐き捨てるように言う。最後にテロップで「カンガルー狩のシーンはプロのハンターが撮影したものです」うんたらとか出てたけど、いやあんたがた車でカンガルー轢き殺してましたよね⁈少なくとも何頭かは撮影隊が殺してると思うんだよなー…。🦘🦘🦘🙏

15年ぐらい前だったらもっと面白く観れたかもしれない。
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