リサーン・アル=ガイブ。
今年の大本命の1本。
ようやく観に行けました。
これはもう、劇場で観るべき大作。
SFエンタメという意味では、派手さは少なく、長さを感じる人もいるかも知れませんが、この圧倒的なスケールが、極上の映像体験となります。
まるでシェイクスピアを見ているかのような人間ドラマ。
そして、数々の傑作映画の血となり、骨となった設定は、本作が始まりだったのかも知れません。
それは勿論「スターウォーズ」シリーズであり。
「ゴッドファーザー」であり。
「マトリックス」であり。
これまでの名作の源流を見た気がします。
ポール役のティモシー・シャラメは、益々男前になり、宿命を背負う姿に覚悟が見られます。
レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、今回は観る者の気持ちを掻き回すような怪しげなムードを漂わせます。
果たして、彼女は息子を守るのか、裏切るのか。
スティルガー役のハビエル・バルデム、ポールを救世主だと信じ、フレメン達を導く手助けをします。
チャニ役のゼンデイヤは、ポール本人と、祀り上げられる彼の姿に揺れ動きます。
皇帝役はクリストファー・ウォーケン。
さすがの貫禄で映画を引き締めます。
その娘役のイルーラン姫にフローレンス・ピュー、
ベネ・ゲセリットの一人、レディ・フェンリング役のレア・セドゥの二人を、同じ作品で観れたことは、もう至福以外の何ものでもないです🥰
一番驚いたのは、ほんの一瞬しか映らないサプライズキャスティング‼️
一瞬だけで分かってしまうんだから、やっぱりこの人凄い。
原作はまだ続きはあるのでしょうか。
パート1製作時から、本作が2部構成になっているというニュースは流れていましたが、これでシリーズ終わりなのかな。
是非パート3が観たい。
続編あるなら、そのサプライズキャストもメインになってくるのでしょうね。
キャストを含め、豪華絢爛な2時間40分。
そして、今回も見事なお仕事をされたハンス・ジマー先生。
ありがとうございました🥲
絶妙な後味となったエンディング。
これは絶対パート3を希望します。
この作品の完成を機会に、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とクリストファー・ノーラン監督のスペシャル対談が実現、短いですが、これだけで僕のテンションは上がりました⤴️
ノーランとヴィルヌーヴですよ、現代を牽引する二人の監督が膝を突き合わせてるんですよ‼️
あのノーランに笑顔が見られるんです、しかも本作を絶賛してます。
この対談だけでも素晴らしい。
さて、次のレビューはキリ番400。