なかなか恐怖を煽られる上質なホラーでした。
幸せ真っ只中のお似合い夫婦は臨月でもうすぐ生まれてくる娘を心待ちにしていた。
ドールコレクターの奥さんに旦那さんが大金をはたいてアナベル人形をプレゼントしたが、それが悪夢の始まりだった…。
ある晩、カルト教団の親子に襲われた事を機に幸せな日々が一変する。
その日以来、カルト教が蘇らせた悪魔がアナベル人形に取り憑いていたのだ！
まずアナベル人形が無駄に大っきいし全然可愛くないんだわ。あんなの勝手に買ってこられたら大抵は喧嘩になると思う。
だけどこの作品の旦那さんは優しくて、気が利いて奥さんの取り扱いは100点満点！
正に理想的な旦那さんでした。
人形自体は動かずそんなに怖くなくて、勝手に動き出すミシンやレコードプレーヤー、死んだはずのカルト娘の亡霊など色んな怪奇現象はなかなか、何より幼い子どもにだんだん危害が及んでいくのが怖かった。
特に地下室のエレベーターでのシーンはガクブル。
マンションの一階の本屋のおばさんも最初は怪しかったけど、本当は良い人でホラー作品にこうゆう人が登場すると安心する。
ホラーでは悪魔の起源が曖昧なのがありがちだけれど、なんでアナベル人形に憑依したのかの真相を描いてたのでストーリーがわかりやすくて個人的に良かったです。
