日本でキリスト教の布教を進める司教たちと切支丹、そして異教を滅ぼすために彼らに棄教させるために残虐な拷問や殺戮を繰り返す長崎奉行の物語。
流暢に英語を話す日本人だらけなところに関する違和感以外は、演出含めものすごく生々しいほど自然に感じられた。
脅威となる異教を追い出すためとは言え、人間はあそこまで残虐なことができるのか。
人は死をかけてまでも信じようとする、強い信仰をもてるものなのか。
宗教というものをテーマとした
人間の心と信仰の強靭さを思い知らされ、考えさせられる濃厚な映画だった。
窪塚、浅野をはじめとした日本人俳優の演技にも感服。