えるる

クリムゾン・ピークのえるるのネタバレレビュー・内容・結末

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

何となく見始めたが結構面白かった。
アメリカ開拓時代の建物の内装や洋服やアクセサリーがとにかく可愛い。イギリスのお屋敷もゴシック建築のお屋敷で間取り、内装や家具、小物に至るまでめちゃめちゃ好みだったのでストーリーを抜きにしても目が離せなかった。螺旋階段の大広間にあんな大穴空いてたら寒すぎて死ぬどみたいな大穴からチラチラと降る木の葉や雪が美しくて良い。赤い粘土が出る土地の設定のおかげで赤が映える演出や動物だけじゃなく蛾や蝶も含まれるモフモフ好きなのでひらひら舞ったりゆっくり羽を動かしたりという演出が神秘的で良い。

母殺しとお家再建、事業改革のための財産目当て殺人姉と言いなりの弟。一応、伯爵家だからまさか財産目当てとは思わなかったとしても堅物で社交界も男も興味ありませんって感じだったのにチョロ過ぎ。犬多少活躍した物のすげー吠えるやん。お化けがバタリアンを彷彿とさせる。頭に中華包丁みたいな包丁ぶっ刺さってた時はちょっと笑ってしまう。近親相姦きもいが姉に妙な妖艶な色気がある。最後は女同士で物理攻撃の直接対決はなかなか見応えあり。極寒で雪降ってる当時の鉄の重機なんて生身で触ったらくっついて皮剥がれるぞ。眼科医は振られるわ刺されるわと踏んだり蹴ったり。いぬーー!オカン幽霊先の事予言するの早過ぎだしわかりにくすぎ。

ホラーサスペンスで何となくわかってしまうんだけどそこは狂い方と申し訳程度にチラチラ出てくる幽霊で面白さはカバーできる。
映像美も楽しめると思います。ただ虫が苦手な人は少しキツイ場面もあります。
えるる

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