生酒冷造

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女の生酒冷造のレビュー・感想・評価

2.8
戦争のドサクサに紛れ、ドタバタの末に見つかった様式の合わない墓。そして魅せられたかのように動き出す謎の組織を尻目にミイラが動き出す。。


世間評価が低い、トム・クルーズによるトム・クルーズのための映画。
舞台美術とかは力があり好きでした。
しかし、必要性が全く感じられない登場人物や、ボディカウント要員、地域規模の災いの割には地下等の閉塞的なエリアでのアクションが多く、チグハグさがショボさに繋がってるかのような。
登場人物に感情移入し難いシナリオ運び。。
ヒロインの軸も定まらず。
ヒーローモノよりヒロインモノにして、主人公を賭けてミイラ王女とヒロインのキャットファイト路線ならば、また違う味で楽しめたかも。。

確定演出のような絶対的立ち位置のトム様。
「ハムナプトラ」「狼男アメリカン」「ダークマン」やら色んな雰囲気は見えるのですが、名刺のようにトム様が画面を占め、他の人物の掘り下げが全く見えません。
悪くはないけど、、ミイラ系映画と言えるか言えないかの、微妙な尾鰭が付いたような感触でした。
生酒冷造

生酒冷造