なっすん

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女のなっすんのレビュー・感想・評価

3.2
マミーというか、ゾンビがちらほら混じってたような。。。

ユニバーサルのミイラ映画ということで、どうしてもハムナプトラシリーズと比較したくはなるけれど、トレジャーアドベンチャーとは目指している方向性が全くの別物。現代に怪物が甦るというコンセプトのもと、ホラー色が強め。

ダークユニバースの一作目としては、これからストーリーを広げる可能性秘めた伏線があり、アベンジャーズにむけて作られたアイアンマンを見たときと同じようなワクワク感がありました。

話の進みかたはトム・クルーズが観客を置いていくかのようにどんどん先へ進んでいく印象。普通に見ていれば難しくないアクション映画なんだけど、突き詰めて見ていると、観客側への説明が少ないままいつの間にか解決してしまうようなわかりづらさ。満足感に欠けました。
敵の女王の過去話を挟んでいたけどあまり感情移入ができず、ヒロインもせっかく考古学に好奇心旺盛な設定だったのに後半は活かしきれず、立ち居地として必要なのか微妙なところ。トム・クルーズ無双で少し残念でした。

そういえば、観賞後には「まさかなぁ...」とは思ってたけど後々調べたら、ハムナプトラファンには必見のアイテムが一瞬登場してて、その遊び心には少し興奮。

ユニバースプロジェクトには期待しております。
なっすん

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