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ジェイン・オースティン 秘められた恋のanzuのレビュー・感想・評価

4.5
"高慢と偏見"の作者のジェイン・オースティンの淡い恋。女性で小説を書くというのは難しい時代。でも、ジェインは現代の女性に近く自立心が強く、真っ直ぐに夢へと向かう。
この作品は"高慢と偏見"で使われているフレーズやシーンが幾度となく出てくる。だから、初めて観た時と本を読んでから観るのとでは、この作品への胸のときめきが違った。そしてジェームズ・マカヴォイ演じる役は、どんどん一筋にジェインを愛する紳士に変化してき惚れ惚れしてしまう。セリフが詩的で聡明な2人の掛け合いは美しく洒落ていて、何度観ても飽きない。喧嘩でさえ知識があるからこそできる言い合いで、互いを高め合う関係性に憧れを抱いた。
お気に入りのシーンはたくさんあるが、ダンスパーティーで不意にジェームズ・マカヴォイが出てきて、目が合い微笑むところには胸が高鳴った。

素敵な小説に出会えた大切な映画
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