脇の甘い設定(ほめことば)とか、スタイリッシュなのかどうなのかわかんないけどなんかわくわくするガジェットとか、ディテールが愛おしく。
しかし手放しで痛快スパイ・アクション!と、讃えて良いのかどうなのか‥
莫大な富や権力はあるが知性の無い支配者層による完全支配計画(本気)に対し、無頼の紳士スパイ達が立ち向かう。
映画全体の構造、皮肉や嫌味や慇懃無礼さがイギリスっぽいとにやにやしつつ、やっぱり「教会シーン」や最後の「花火」は引っかかる。
自分の考えと相反する(危険)思想の持主なら私刑に処してもいいのか、それでいいのか?!とか。
いや深く考えず楽しめよ!と、いうくらい振り切って作られてるのもわかるけど。
気になる性分で。