やりたい放題だな…というのが率直なところ。謳い文句に騙された。
エンターテインメント性もテーマも無し。ひたすら趣味に走った脚本に、三時間と豪華キャストとスタッフを好き勝手に費やすという、監督の専横極まった映画。
何せ殺す、殺す、殺す。なるだけ派手に、西部劇的に殺す。もう殺し方から考えたんじゃないかと思うほどで、アウトレイジが思い出される。それはまぁいいんだけど、それまでいつもの罵倒合戦が長々とあって、これがほんとなっっっがい。
とにかく油っこいもので胃が満たされた感じ。タランティーノ原理主義者以外には正直お勧めできない。