くわまんG

ジョン・ウィック:コンセクエンスのくわまんGのレビュー・感想・評価

4.0
あらすじ:安らかな死は、良い人生の後にしか訪れないぞ。

組織から解放されるには、どうすればいい?そしてその後、俺はどう生きればいい?…というお話。

いくら法が裁けぬ悪を抹殺していようが、その過程で罪無き命を大量無差別に奪っているのだから、殺し屋が安らかな死を迎えるには、命を削った罪滅ぼしが必要になるもの。

殺し屋の罪滅ぼしといえば、善良で無垢な人(大体異性の子供)を圧巻の殺人スキルで守るのが定番だけど、ジョンには既に守るものが無い。では、何がどうなれば彼の罪悪感にまみれた魂は救済されるのか。

「それは、“妻を愛した男”として人々から思い出されることだった…。」というのは、原点回帰で納得の結末だった。前作で散らかったストーリーをよくぞまとめてくれたと思う。副題の通り、みんな因果応報エンドだったのも納得がいった。

正直大盛り過ぎて食傷したアクションも、キアヌ・リーヴスのフィナーレに対するはなむけと解釈すれば心温まる。本当にお疲れさまでした。

個人的なハイライトは、喘息のデブ。小悪党のくせに強すぎで吹いてたら、なんとスコット・アドキンス。今回は誰よりもキャラ立ちしてて嬉しかった。おバカもできるこの感じで、ますます活躍してほしい。