どーもキューブ

ヘイトフル・エイトのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノの憎らしい奴ら西部冬の残酷小屋


製作ワインスタインカンパニー、配給ギャガ。
脚本監督クェンティンタランティーノ。
R18指定。

ビデオ屋店員から独学で脚本売り払い、「レザボアドッグス」でサンダンス映画祭から世界へ飛び出したクェンティンタランティーノ監督。

タラ本を購入して「コフィ-」「スゥィッチブレイドシスターズ」から「荒野の用心棒」「続夕陽のガンマン」「ローリングサンダー」「恋する惑星」「殺人拳」「ブレスレス」、、、etc数々の映画をくちから饒舌頭突きで提出し、見て教えてもらい見てきた次第。

タラさん!おさらい

殺し屋があつまる噛み切る犬対犬の銃かましあい「レザボアドッグス」

私の断然マックスエポック、みんな大好き。神で紙の三文小説「パルプフィクション」劇場二回鑑賞、パンフ購入、SPDVD購入。

エルモアレナードとブラックスプローテーションをデニーロの怠慢な演技でハードにパムグリアでくるむ「ジャッキーブラウン」

私のミレニアムベスト。タラちゃんの和洋折衷映画ヤレビルこと「キルビル」DVD所持

タラちゃん二本立ての車かかとホラー「デスプルーフ」SPDVD所持

ナチと映画と炎の映画「イングロリアスバスターズ」

おれは、ジャンゴ、とりあえず最後まで我慢してぶちのめす「ジャンゴ」

お気に入り監督であります。映画ギーグ情熱論破番長、タラちゃんの最新作。

「ジャンゴ」から引き続き西部劇
モリコーネと正式な起用
70ミリで俺撮る宣言
脚本流失。なんてニュースがにぎわったおりましたが、チラシみると2016.2月公開。「ヘイトフルエイト」

カートラッセルに、タラ組サミュエルLジャクソン。そして懐かしきブルースダーン!(高齢になられてびっくり!「ザドライバー」「華麗なるギャッツビー」でみていただけに、、!!)そして一番ひっかかてた、ジャニファージェイソンリー!!!!なんで?「ブルックリン脱出出口」のあの彼女ですよね!って何人わかるんだろう??そしてなんで、タラ最新作にとかなり引っかかってました。(みたら苦笑理解爽快。)

劇中に相応しく道路に雪のなか映画の日、劇場一番のりで鑑賞してきました。(雪は、劇場をあとにすると溶けて皆無。)

まずあんまりタランティーノ知らない方がこれ、いきなり見るとへこたれるかもしれませんので、予習するといいかもですね。「キルビル」からは、2時間超えて、かつこの長いダイアローグについていきます、ちょいながいのついていきますという方のみどうぞという方限定という感じです。あとR18ですんで、お願いします。女性の方注意です。

近年で一番良かったです。ほんとに。正直「イングロ」「ジャンゴ」は、まだ、なんか出し惜しみしてんじゃないかしらなんておもってたんですよね。「イングロ」なんか特にね。そういうもやもやがすべて吹き飛びました。

が、3時間弱あるので、トイレや体力あるときにどうぞというミニ注意。

徹頭徹尾やりつくしたマカロニウェスタンをタラちゃん、しっかりやってました。

長くて帰るよという観客のイライラをそこここでかんじながら
ラストの方の中盤からの畳み掛けるバックアンドフォ-スに興奮しつつ、ラストのラストで笑ってしまいながらも、きっちり ヘイトなやつらも雪に散る 3時間弱でした。

これね、ヒットしないだろうなぁぁ。タランティーノファンは、マスト劇場へ!!モリコーネのオスカー受賞のスコアーもとっても良かったですよね。

もうね完全冒頭なんて、音楽聞かせるためだけにカットをわるという往年の監督しかできない贅沢な馬疾走シーン必見。

いやあ、カートラッセルが冬にいるだけで「遊星からの物体エックス」ふぁんは、ほくそ笑むわけですよね。ならず者を毛むくじゃらで裏拳しまくるカート必見。とっても良かったですよ!!! 

相変わらずのミステリアスのフューリアスアンガー野郎ことサミュエルジャクソンも必見ですよ!黄色と赤の胸元が、洒落おつです。

見て納得した今回のヒロイン、ジャニファージェイソンリーは、ある意味本作のコメディエンヌ。大爆笑でした!!!必見です。彼女だけ必見です。

八人の雪の小屋残酷西部劇、みごとにぶっ放されますよ。そしてなげーーーとかちょい瞬間おもいながらも、エンニオモリコーネの調べに乗り、珍しく丁寧すぎる間延びの疑惑腹探り小屋トークに緊張と緩和を探りながら、ラストまでページは進んでいきます。

やはり終盤からの「殺戮作家」タランティーノの観客へのアドレナリン出し方、興奮のさせ方って、やっぱり気持ちいいですよね。それは、タラちゃんのファーストから変わらない持ち味と捉えてます。

ヤル ヤラレル に興奮し、嫌悪し、驚き、さらに突き進む。こんな映画を作るのが、タラ番長であります。日本人でだれがやる、だれもやれないでしょ。このスケールで、という感じです。もうタラ番長に

「すいません二時間でお願いします」

なんて聞く耳持たせないわけですよね。世界が望んでるわけです。。タラ番長にやりたいようにやらせることができるということですね。けどこれで本気にワインスタインカンパニーつぶれないでね。製作費50億なんて記事を読んだんでびっくりしました。

これあと「レザボア」のある意味進化系マカロニセルフリメイクにも見えましたね。楽曲エンニオモリコーネだし、タラさん「最高傑作」と自画自賛する意味わかりましたね。セルジオレオーネの「続夕陽のガンマン」がベストのタラちゃんにとって、西部劇が新作になっていくのは、必然であった気がします。

ちなみに私は、これみても最高傑作は「パルプフィクション」です、変わらず。

さて
タランティーノがお送りする
冬の西部劇 8人の残酷小屋
まんをじしての タラ自画自賛憎いクソ8人
ぜひどうぞ!!

追記
なんか見たことあるなあと思ったら「デスプルーフ」のはりつけ女、ゾーイベル姉様出演してました。


本日ブログに投稿(リカット版)
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