人間側がアレを使うシーンで、思わず
「うぉふぉおおっ●●●●が！！
ココで！？！？！？」
と、だいぶ声が漏れてしまいました。
お近くにお座りだった方、本当すみません。笑
遅ればせながら行って参りました。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
一言で言えば、たまらん。
ゴジラ、たまらん。
そうこれが怪獣映画。
怪獣映画の真髄は
重量感ある殴り合い。
人類文明の無差別破壊。
怪獣の性格が手に取るように分かる描写。
そして人という生物の無力感。
人間は果たして地球にとって害悪なのか。
絶望。狂気。一縷の望みすら持てない様。
それを乗り越えて、
どうにかたぐりに手繰り寄せた
努力の先に微かにある、
人間が持てる希望。解放。
これがいい。
こういうのが観たかった。
解ってる。スーパー解ってる。
ゴジラ好きな人が
自分の脳内を全力で映像化したんだと
ビシビシ伝わってくる。
ありがとう。スーパーありがとう。
怪獣映画市場を引っ張るのは
(パシリム1作目を除いては)
やっぱりゴジラ様、あなたしかいないのですね。
前作にあたる通称「ギャレゴジ」、
非常に好きです。
渡辺謙先生演じる芹沢猪四郎の「…ゴジラッ！」
現代日本に限りなく近い「日本描写」
(ハリウッド史上NO.1の描き方では？)
初代ゴジラの持つ当時の時代性・歴史的背景・人々の希望
それらを絡み合わせた象徴怪獣の再解釈。
だから「コング」映画化の際は、
単体の良し悪しとは別にして、
(個人的には悪し)
期待もありつつ非常に怖かった。
ハリウッドのユニバース化が、我が国が誇るグローバルアイコンの一つでもある
「ゴジラ」にもその手を伸ばしたことに、
恐れすらあった。
とはいえ！
とはいえ！！
もう白旗を上げるしかない。
両手で上げます。
ハリウッド版にも全力で付いて行くしかないんだと、
今回をもって思い知りました。
(東宝さん、是非今後の「国産」も期待してます…！)
人間側の行動原理が分からないとか、
ストーリーが雑だとか、
ご都合主義が過ぎるとか、
そ れ は、別の映画に求めることなのでは？
むしろゴジラというものを扱って
アメリカ人の映画監督が
ここまでやってくれているのに
ここまで魅せてくれているのに
何を言っているんだろうか、と！
僕は、声を大にして言いたい。
僕はです。
言いたいのです。
今ここで映画を見ているのに
脳内を駆け巡るのは平成の幼子だった自分が見た、
VSキングギドラ、VSメカゴジラ、VSデストロイアなどなどの名場面。
本当に実在したらどうなるんだろう、と思った
当時の妄想が、いま目の前で起きている。
なんて…幸せなことなのか！！！
日本へのリスペクト。
喜びましょう。
ゴジラ、モスラの両テーマ。
流れたら歓喜しましょう。
人間を従えて、ギドラに突き進む本当の王の勇姿。
目に焼き付けましょう。
「アラジン」
「ダークフェニックス」
「ファーフロムホーム」など
6月競合多いけど…
この作品がたくさん観られることを、
この作品を機に過去のゴジラ観てみようかな、という人が増えることを
密かに祈ってます。
それにしても、
モスラに双子を絡める…
スーパー解ってるなあ…
