CHACO

ラ・ラ・ランドのCHACOのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.1
【深夜観賞ダメ、ゼッタイ】

アカデミー賞関連の深夜放送で再観賞。
もう公開から3年…早い…。

『ラ・ラ・ランド』
僕の棚分けでは至高の「セカイ」系。
デミアン・チャゼルの本作は、
セカイ系作品の中でも最高峰に
ビタースウィート味が効いていて、
もうバレンタインチョコ無くても生きていけます←


夜中の4時に観終わったからか、
昔お付き合いした方全員分の
「走馬灯」をありがたく頂戴しました。笑
ザワつくので本当にやめてほしいですね。笑



こんなにエマ・ストーン可愛かったっけ!とか、
ライアン・ゴズリング的なベージュのセットアップで街を闊歩したい!とか
筋を把握しきっているからこその
素直にその色彩感覚や美術・衣装に引き込まれるのも再観賞の楽しさ。
季節の移ろいと2人の世界の色味の変化、じんわりと褐色がかっていく様に、男と女を感じずにはいられない。
「あなた」と「わたし」
「ミア」と「セブ」
2人の心情、距離感が移ろえば、
世界が「セカイ」になってしまう…そういうことですね…。


そして、
大人になり、社会人になり、
夢も変わり、結婚もする…。
観賞する自分の生活も変化するからこそ、ストーリーの消化の仕方も全く違う。
嗚呼…人生とは…幸せとは…。
ラストのもはや「戦友」同士のアイコンタクト…そこにシビれる…あこがれる…。


ラストの「走馬灯」
あれは完全にセブ視点だと思っていたけど、途中からミア視点と溶け合っているのではないか…?
どちらのものでもない、もしかすると「2人の走馬灯」だったのでは…?
そうラストシークエンスの直前に
「ずっと愛してる」と確認していたから…




ぐっ…ぐはぁッ……
深夜に観る『ラ・ラ・ランド』
想像以上の劇薬か……
CHACO

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