喜連川風連

君が生きた証の喜連川風連のレビュー・感想・評価

君が生きた証(2014年製作の映画)
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架空の話がベース。

主人公、サムはヨットという地に足のついていない場所に逃げ、苦しい過去を上書きするように、塗装の仕事をしている。

息子の過去が明かされるシーンでは、逆に墓への落書き(塗装)を落とすのが印象的。

サムは、作中から想像するに、上手く息子と向き合えてこなかったのだろうか。クエンティンに対する接し方は、序盤はどれも一方通行だ。

クエンティンが緊張していれば、緊張するな!吐きそうといえば、吐くな!とアドバイスする。

とても相談できそうな父親ではない。だが、これも作中を経て変わっていく。行動で若者たちを導いていく。

序盤でのLIVEシーンと終盤でのLIVEシーンの意味が全く異なったものになるシーンが白眉。

あとは楽器店で働くモーフィアスが見られる。





その音楽が銃乱射事件の犯人が作った曲だとわかったら、あなたは評価を改めますか?
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