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レイプゾンビ3 LUST OF THE DEADの消費者のレビュー・感想・評価

レイプゾンビ3 LUST OF THE DEAD(2013年製作の映画)
2.6
・あらすじ
”DQN“や”毒男“と呼ばれるレイプゾンビが大量発生し、殲滅の為に落とされた爆弾によって焼け野原となった日本
政府も警察も自衛隊も何もかもがまともに機能しなくなってしまった世界は女性達の避難所である”女村“と童貞オタク達の根城である”アキバ帝国“の2つに分断されていた
童貞オタク達を除くほぼ全ての男性達が感染によってレイプ魔と化した中、女村には2人の転化していない男性がいた
1人目は妻のマキと共に女村へとやってきたシンジ
2人目は女子高生に逆レイプされた末にDQNとなったが元看護師のノゾミの手でクローン再生されチンポを失ったオタク男性
女村から出る訳にも行かず避難生活を続けてきた人々だったが、国の崩壊によって自衛隊も名ばかりの存在となり女性達はまともな男性の不在から乱れた肉体関係を結ぶ者達による痴話喧嘩など少しずつ荒れていく
そんな最中、ずっと無事だったシンジは処女の女子高生に誘惑された事でDQN化
更に女村はアキバ帝国の童貞オタク達と彼らの連れるDQN達の敵襲を受けてしまう
アキバ帝国の近くに身を潜めていた進化学者とサイボーグのアンヌの元から飛ばされる盗聴音声からノゾミも愛するモモコと彼女の産んだ赤子の危険を察知
果たして彼女達の運命やいかに…
というゾンビポルノ作品

・感想
これまでの作品と話が繋がっているので世界観は維持されているものの、それまでにあった様な興味深い要素などはほぼ無く、終盤にDQN達が女村の女性達を襲っていく所まではかなり退屈だった

シンジがDQN化しなかったのはセックスレスだった為というだけであり、女子高生の誘惑で発症してしまったのはその為、という真相や研究者の女がゴムを付けてDQNとなったシンジとセックスするも妻のマキが彼女への疑念から密かにゴムに穴を開けていた為に研究者は感染死する、といった展開などはしょうもなくて悪くなかった
ボスDQNによる四つ又チンポレイプや体が腐敗していながら普通に喋る研究対象のDQNが文字通りの”ノドチンコ“で看護師を犯すという様な笑えるシーンもある
でもやっぱり今までと比べると物足りないんだよなぁ…

他にも個人的に気になってしまった点として女性達に対して無害だったDQN、サブが実はゲイだっただけで奇襲を掛けた童貞オタク達が犯されていく、という展開があってそれ自体は面白いものの研究者の女性がサブを”ホモ“と呼んでいた事がある
ポルノ業界の人間こそジェンダーやセクシュアリティーへの正しい理解と気遣いをすべきだと思っているので日本のAV業界って本当に…と残念な気持ちになった

映画としてはB級どころかZ級に近い出来でありながら所々に面白い部分があるので観ていられた前作までと比較するとどうしてもシンプルに駄作だなぁ、と
一応、メインキャストも少し変わってめぐりが主演を務めた続編も彼女が好みなので観るつもりだけどストーリーにはもう期待出来なさそうだなぁ…という感じ
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