デニーロのこういうコメディな感じ、僕は好きです。
おばあちゃんの葬式の翌日からシコって筋トレして女あさりして…って一見、破天荒で、ふざけてて、イカれてるように思えるんだけど、実は一貫した筋が通ってるのがカッコいい。遺影のガラス越しのデニーロ最高だったな。
5年に一度は違う穴も試したし、最後の最後まで愛していたうえで、好きに生きてねと最期に言われてるんだもんね。そりゃそうするよ！
やっぱり能力とノウハウと男の魅力を兼ね備えた役をデニーロがやるとたまらないし、それで若者連れてだとなお良い。
特に今回は、型にハマった生き方しか出来てない孫を…息子への接し方の反省も含め、更生してやろうとする愛もあるからなおさら良い。
僕自身、好きな事を仕事にしたくて、幸せなことに今も仕事にしているのでわかるのだが、この映画ほどそれは甘いことじゃない。
でも、何となくレールがあるから…何となくそういうもんだから…で、頭空っぽで生きていくより、よっぽど生きているハリはある。そして、男なら価値ある生をと思う。
だから、僕は本当に好きな女と本当に好きな事を選んだ彼を応援したい。
タイム誌に載れよ、年金3ヶ月分だからな！って言うデニーロの表情サイコーだったな。
脇役たちもキャラが立ってるし、下手にハラハラさせられないし、声出して笑えるところ多数だし、イケメンナイスボディを無駄遣いしてて、とても良い作品。
ハチさんのパンツどこで売ってるんだろ？
