命は本当に呆気なくて…
儚くて尊いものである。
でもそれでいい…これでいいのだ。
その全てが込められたラスト10分…理不尽で不条理な悲劇のようなこの喜劇にめちゃ泣けた。
第三者にどんなふうに映ろうとも、自分の仕事に没頭する姿はとても美しいと私は思います。
ちょっとだけネタバレあり〼。
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なんやかんや言うても、人との繋がりの中でこそ人生は輝くんよなぁ…やっぱり。と納得した直後、想定外過ぎるその展開に暫しあ然とする。そして鑑賞後に残る大きな余韻…。
正直、好き嫌いが分かれそうな展開ではありますが、映画自体が観る人を選ぶと思うのでこれを全くつまらないと思う人は端からこれを選ばないだろうと思います。なので、少しでも気になった方にはオススしたい作品。
ジョン・メイを演じたエディ・マーサン氏は絶賛に値する演技でこの映画、この物語を見事に昇華させています。必要最小限に抑えられたセリフと彼自身の所作、ジョン・メイの人と成りを追えば追うほど彼の謎が深まってゆく一方、目と耳を澄ませば沢山の気づきが散りばめられている作品だと個人的には思いました。
主人公 ジョン・メイ のように心に正直に淡々と自分のやるべき仕事に没頭する…そんな生活に憧れを抱く反面、ホームレスが口にした何気ない言葉が妙に沁みる私でした。
