シーナ・アイエンガー教授の講義のなかにあった、何不自由ない満たされた部屋だけど外に出れない生活が良いか、満たされないけれど自由に行動出来る生活が良いか？という例え話を思い出した。リサーチの結果は後者を選ぶ人が殆どで、人は日々の暮らしの中で様々な選択をしていて、正しい選択を選ぶには？という内容だったけど、この作品の住人達は外での生活が殆ど描かれていないし、社会情勢も曖昧で共感出来る部分があまりなく、各々が何故その選択をしたのかが不明瞭なため、ただのアングラ作品の域を超えていないように感じた。豪華な役者らもイメージ崩しのために好き勝手演じてるだけで怠かったし。題材は良いのに勿体無い映画でした
