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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンスのmiumiuのレビュー・感想・評価

4.1
新作を映画館で観たくてシリーズをまとめて鑑賞。

3作目からはいよいよ最終章。
圧政へのレジスタンス活動と、その中でプロパガンダに使われていくカットニスの姿と仲間たちの姿を描くのメインで、やはりヤングアダルト小説が原作の若者向けアクション映画というより、社会派作品という感じ。
特に政治への批判やメディアを利用した現代の戦争をある意味リアルに描く作品と感じた。
(ハンガーゲームそのものがメインというわけではなくなるので、別ジャンルと捉えた方がむしろ見やすいと思う。)
今作からは独裁国家の転覆を目指すレジスタンス活動のリーダー役として、ジュリアン・ムーアが登場。
大人たち側の動きがより見えるのも、政治的なストーリーに見える要因かも。

もともと幼馴染のゲイルが本命だったカットニスと、ゲームの進行の都合でメディア向けにカップルになったピータの関係性はどうなるのか… などロマンス要素はありつつ、レジスタンス活動の行方は殺し合いゲームとはまた違うしんどさ。
それでも見応えのある作品だった。
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