FutosiSaito

1001グラム ハカリしれない愛のことのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

4.0
 ドラマツルギーとか、異様な盛り上がりのある映画ばかり観ている(作っている)、ハリウッド映画とは違う。でも、味わい深くていい。
 原題にはない、副題の「ハカリしれない人生のこと」がテーマを表している。
 映画を見ることの目的に「知らない世界を見る」ということも含まれる。
 北欧のようすも見てみたいので、この映画を選んだが、正解かつ予想以上に面白かった。
 題材も「キログラム原器」だし、その扱いや考え方など、知らなかったことも多かった。
 何よりも、「人生をハカリに掛ける」ということが、心に響く。
 上映時間は短めだが、何度も見られるし、そのたびに気付かされることも多い映画だった。
 「ミニシアター系」と呼ぶのは簡単だが、こういう作品も見られるから、映画(鑑賞)はやめられない。(『フレンチアルプスで起きたこと』なども新鮮だった。)
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