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襲う!!
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『襲う!!』に投稿された感想・評価

貞淑な性格の婦人警官(小川亜佐美)が、自分を強姦した犯人を単独で捜索するうちに、性的欲動の目覚めを実体験してしまう。生真面目な女性の性意識の刷新を描いている、日活ロマンポルノ。題名は「おそう」と読む。

紋切り型に則しているため、物語の流れを容易に読むことが可能だが、主人公の心の動きに合わせてベートーヴェンの楽曲を流していく手法が刺激的。捜査の行き先で必ずセックスが待っているというギャグ要素も面白い。

主人公は他人の性行動に過剰反応することにより、自らの強迫観念を刺激させていく。そして、周囲の人々が全員強姦魔ではないかと夢想する。犯人捜しの要素が、予想外の展開に着地するところが楽しい。

主人公が自分の陰部を鏡越しに観察することにより、自身の女性性(誤字ではない)を発見する場面が秀逸。「自分を再確認する」という意味合いにおいても、自分の陰部の視認はとても重要なことだと思う。
4.2
パトロール中にトラックに激突され強姦された警察官が、自分を強姦した犯人を探すお話

ジャッロ映画かなと思いながら見ていたら、途中からの展開に混乱してきた。てっきり犯人を探して復讐するっていうのがこの映画のあらすじだと思っていたんだけど全然違った。
序盤のシーンはとても凄い。いきなり車に追突された時の恐怖、そして男に襲われる恐怖がはっきりと描かれていて迫力もあった。その後の犯人探しパートも良く、「自分に恨みを抱いている人が犯人じゃないか」と思い自分が過去に逮捕した人と次々に接触していくのも面白い。
しかし、この調子で進んでいくのかと思いきや全然違った。
途中から定期的に強姦が入るようになり、ちょっと退屈気味に感じる。流石に何回も同じことを繰り返されたら飽きるわ…
終盤になると盛り上がってくるが、オチは「えっ、そうなるの!?」って内容だった。でもこの映画は犯人探しを主題にしていない、と考えると納得がいく結末であった。つまり、この映画は一人の女性の成長を描いているのだ。性としての成長。これは『ロリータバイブ責め』と同じように「男に屈しない女になる」という映画であった。そう考えるとラストの結末にも納得がいく。
トイレのシーンのカメラワークはかなり良かった。てっきりカメラがフォローショットで人物を追いかけているのかと思いきや、カメラは犯人視点だったとは。見ていて驚いた。

エヴァQ並にベートーヴェンの第九が印象的に使われている。全編に渡ってクラシック音楽が使われているので、なんだか高尚な映画にも見えてくる。実際のところは日活ロマンポルノなんだけどね……
激突!からジャーロに変容する巧みさ。ベートーヴェンがギャグの一歩手前で持ち堪えてるのが地味にスゴい。傑作。

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