⚪概要とあらすじ
2人きりで暮らす姉妹を主人公に、密室で起こる猟奇的事件のてん末を描くスペイン発のスリラー。
仕立て屋で生計を立てているモンセ(マカレナ・ゴメス)は、死んだ母と行方をくらました父に代わり妹を養ってきた。しかし、広場恐怖症となり家から出られなくなってしまう。美しく成長した妹がある日外で男と会っているところを窓から見たモンセは、妹をせっかんする。そんな中、モンセはけがをした同じアパートの住人カルロス(ウーゴ・シルバ)を部屋で介抱することになり...。
⚪感想
''真実が汝を自由にする''
美しくも痛ましい姉、モンセにゾゾゾッとして、衝撃的な展開にビックリ。始まりからかなり不穏な空気もありつつ、美しい。
モンセは母の死や父の失踪によって傷つき、キリスト教にのめり込んでしまい、女手一つで妹を育ててきたため束縛しがちと思いきやまだ秘密が...。
どこか共感し味方になりたくなる素質を持っているモンセ。経験のなさからくる慌てっぷりがどこか可愛い。
モンセのメイクがまた闇が深く不穏な感じが映画とマッチしているけど老けすぎなのと、妹もさすがに18歳には見えないかなと。
映画ではほぼ姉妹が住む部屋しか出てこないのにこの見応え。
かなり痛い描写が多くて見てるこっちまで痛くなる。縫っちゃうの!?刺しちゃうの!?
細かい設定や演出が細かい。カルロスの怪我や事情、姉の病気や薬、過去、キリスト教が素晴らしいほどに絡み合う。
写真の展開は抜かりなくて個人的に大好き。
いやカルロス、イケメンな顔しといてなかなかのサイテー男では!?
姉より妹の方がちょっと怖かったりもするし。
最後の最後はもうちょい違くてもよかったような。
妹の名前が気になる。
⚪メモ(ネタバレ含む)
⚫「トガリネズミ」
トガリネズミは巣穴に入ってきたものは自分より大きな獲物であっても毒のある唾液で捕食する。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。